1953-07-06 第16回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
合せて三十万重量トン余りそういう船であるわけであります。実際つないでおりますのは、四万重量トン余りございます。あとの船は、これはつなぐにもつなげないという状況です。毎月動かしますと、五十万円の赤字になるのですが、つなぎますとすぐ船員の退職金を払わなければならぬ。退職金に二百万円か三百万円借りるにも借りられない。
合せて三十万重量トン余りそういう船であるわけであります。実際つないでおりますのは、四万重量トン余りございます。あとの船は、これはつなぐにもつなげないという状況です。毎月動かしますと、五十万円の赤字になるのですが、つなぎますとすぐ船員の退職金を払わなければならぬ。退職金に二百万円か三百万円借りるにも借りられない。
小型汽船におきましてはむしろ非常に過剰でございまして、どうしても私どもの推定では二十五万重量トン余りのものが過剰である。しかもその大部分が戦時中につくりましたいわゆるE型戦標船、これはいかにうまく運航いたしましても採算のとれない船であります。
ところが現在の内航船腹は約百万重量トンでございまして、二十三万重量トン余りが過剰になると思います。そのほかに外航船腹で外航から内地に帰つて参りまして、内航、河川に使用するものが相当あることを考えますと、その過剰船腹は只今申しました二十三万重量トンよりも遥かに多いということであります。而もこの内航船腹のうちいわゆるE型船と称しておりまするものは戦争中に作りました船の中でも最も劣悪のものでございます。
従いまして、当時におきまして、すでにその当然解撤されるべきものと期待しておりましたものが四十万重量トン余り残つておるわけでございます。二十七億の予算でありましたが、実際使いましたのは十億余りでございます。これに対しまして、政府はその買上げたものをスクラップにして売つた、そのスクラップの代金が約八億くらいございました。
なお二十五年度におきまして、当初二十万トンしかつくれない予定でありましたが、いろいろさしくりまして二十四万総トン、重量トンにいたしますると約三十六万重量トン余りの船を起工することにいたしたのであります。これは本年の十月から十二月、あるいは来年の一月ごろにはでき上る予定であります。なお緊急の措置といたしまして外国船を買うこと、並びに用船することにつきましても、あらゆる方策を考えておるのであります。
従いまして実際買上げ予定に現在なつておりますものは四十二万六千重量トン余りございます。これは引渡しの一番終りの時期は来年の二月頃までというふうな一応の話合いをしておりまするがために、まあそれまでは船主のほうで早く金を得たいものは売つて参りますが、できるだけ船を使いたいというものは来年の二月頃までそのまま動かし得る話合いになつております。
約十万重量トン余りの貨物船と、二十万重量トン余りの輸送船が海外航路に現在従事しておりまするが、それも一に司令部の好意によ造強弱を持つた船、端的に申しますと、最近よく言つております外国の船級協会の船級を持つた船が、ごく少数なわけでございます。現在外へ出ておりまするのも、連合軍の監視船というふうな資格のために、そういう外航適格性がなくても、特に認められておる。